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新しい人と組織の関係性・自律組織

「自律組織」をつくる意味を最後に改めて確認したい。日本はいよいよ「人が辞める時代」に突入した。辞める時代のマネジメントは、辞めない時代のマネジメントとは異なる。それは、人と組織の新しい関係性へのパラダイム転換が求められていることにほかならない。そのパラダイム転換とは、「ピラミッド組織」に代表されるような従来のコマンド&コントロールの経営モデルから二一世紀モデルとされるネットワークーアンドーコラボレーションモデルである「考える組織」「自律組織」への転換である。

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バブル崩壊の苦しい時代を乗り越えるため、日本の企業は、リストラを行い、採用や教育予算を抑えたことで、組織の中の学習システムが崩壊してきてしまった。その時期をようやく乗り越え、景気の回復が見られるいまのタイミングに、組織の学習システムを新しいパラダイムで再度構築しなおし、人と組織が自律的に成長する組織への変革が求められている。とはいえ、組織変革にはきっかけが必要だ。「三年で三割が辞める」という社会問題とも言えるこの現象を組織変革のきっかけと捉え、それを軸にマネジャーのマネジメントスタイルや組織文化を変革していく。