「をしふ」の意味の用い方として、?他人に、彼の知らない情報や知識をしらせたり、わからせたりすること(教授)、?他人が一定の行動ができないとき、それができるように、その方法や技能について手引きをし、導いてやること(指導)、?他人がなすべき行動をしないとき(しようとしないとき)、あるいは、とるべき態度をとらないとき(とろうとしないとき)、さとすこと、いましめること(忠言、訓戒)、?他人を彼が気づいていない事実や生き方に醒めさせること(覚醒)がある。そして、それらのことを言い表そうとするばあいに、われわれは「教える」という語を用いるのである(森昭著『現代教育学原論』15〜16頁)。「をしふ」と「そだつ」をこのように理解して、「教育」を「教え育てること」とすれば、大和言葉の場合も、やはり、子どもを養育しながら、生きるうえで必要なこと、生き方・在り方を教えていくことが、「教育」ということになる。そこには、今日の「教育」の概念とそう大きな相違はない。
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