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美を追求すべく運命づけられた

人間は、他人の視線を浴びなくなると、どんどん綺麗でなくなっていく。かといって人は蛾ではないから、ニオイで識別できるわけでもない。太陽のもとで活動するのが基本の人間は、「蝶の道」を生きるべく、つまり美しさを追求すべく運命づけられているのだ。人に見られると美しくなるという、ありがちな説は、蝶と蛾の法則を人にあてはめる限り、正しかったのだ。ということは、暗いところにばかりいる生活、夜昼逆転した暮らしを続けていると、人は醜くなるということなのかも。恐ろしいことだ。それにしても「見られる」という「必要」があるから美しくなるという蝶の説は、私にはショックだった。これを人間に当てはめれば、醜い人は、綺麗である必要がないから醜いのであって、ということは、人は、綺麗である必要さえあれば、美しくなれるということではないか。そして、もしも綺麗になりたければ、極力明るいところに出ていくようにすればいいということになる。そんな簡単なことならブスは苦労しない。
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