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いま気がつくか、むしばまれてから気づくか

かくれ肥満から生じる数々の病気の中には、生命の危険さえある怖いものがたくさんあります。そのいずれも、最初のうちは、夜食を食べるようになったとか、車を使うことが多くなったなどというような、ちょっとした生活の変化に過ぎません。それが少しずつ重なって、気づかないうちに体の中で進行し、そして……。これが、生活習慣病です。「成人病」と「生活習慣病」……中身は同じなのですが、考え方がまったく異なります。「成人病」というと、加齢にともなって起こるやむを得ない病気であり、40歳くらいになった段階で、早期発見、早期治療をすることが一番効果的だと考えられてきました。また、予防策も、高血圧や糖尿病など、個々の「成人病」に対してバラバラにとられていました。ところが、「生活習慣病」という考え方は、節度ある食生活、適度な運動と休養など、日常の生活習慣を改善することによって、結果として病気が予防できる、というものです。つまり、ガンの予防はどうする、心臓病の予防はこうだ、などというのではなく、生活習慣全般を改めていけば、生活習慣病は自然に防ぐことができる、ということなのです。